【AI手帳 No.40】Figma AI──デザインの全工程をAIが加速する、副業クリエイター最強ツール

Figma AI とは何か
Figma AIは、世界最大級のコラボレーティブデザインツール「Figma」に統合されたAI機能群の総称だ。2024年のFigma Config(年次開発者カンファレンス)で大々的に発表され、同年後半から段階的にロールアウトが進んでいる。
単体のAIツールではなく、Figmaのデザインキャンバス・FigJam・プロトタイプ・Devモードなど、全プロダクトに横断的にAIが組み込まれている点が最大の特徴。テキストプロンプトからUI画面を生成する「Make Designs」、レイヤーやコンポーネントを自動整理する「Auto Layout AI」、テキストの書き換え・多言語翻訳を一括処理する機能など、デザイン業務の上流から下流まで一気通貫でAIがサポートする。
副業・フリーランスの視点で見ると、「デザインの知識はあるがスピードが出ない」「非デザイナーだがLP制作の副業を始めたい」という層にとって破壊的な武器になりうる。既存のFigmaワークフローをそのままAIで高速化できるため、新ツールへの移行コストがゼロに近い点も評価できる。
主要機能 3つ
Make Designs(テキスト→UI生成)
プロンプトを入力するだけでFigmaキャンバス上にUIフレームを自動生成する機能。「旅行予約アプリのホーム画面」「SaaSのダッシュボード」など日本語・英語のどちらでも指示可能。生成結果はFigmaのコンポーネント・オートレイアウト・スタイルが適用された状態で出力されるため、そのまま編集・プロトタイプ化まで進められる。非デザイナーがたたき台を作る用途にも、デザイナーが構成案を素早く複数パターン出す用途にも効く。ワイヤーフレームから高精度モックアップまで一発生成できる点で、制作の初速が劇的に上がる。
AI テキスト処理(ライティング・翻訳・置換)
デザイン上のテキストをAIが一括編集できる機能群。「ダミーテキストをリアルなコピーに書き換える」「全画面を日本語から英語に翻訳する」「トーンをよりフォーマルに変える」といった操作が、Figmaを離れることなく完結する。LP制作の副業案件では、クライアントのコピーがまだ揃っていない段階でもビジュアルを先行して完成させられる。多言語展開が必要なECサイトや、コピーライティング込みでデザインを受注したい人にとって特に強力な武器だ。
Dev Mode AI(デザイン→コード変換・説明生成)
FigmaのDevモードにAIが統合され、デザインレイヤーを選択するだけでReact・CSS・SwiftUIなど複数形式のコードスニペットを自動生成する。さらに「このコンポーネントはどんな動作をするか」「どのデザイントークンが使われているか」をAIが自然言語で説明してくれる機能も搭載。デザイナーとエンジニアの間に立って「翻訳者」として動く。副業でWeb制作をしている人がFigmaデザインをそのままコーディングまで持っていく際に、作業時間を大幅短縮できる。
似たAIとの違い
こんな使い方が強い
LP・サービスページの高速制作
「飲食店の予約LPをプロンプトで」など、たたき台UIを5分以内に生成。クライアントへの初回提案スピードが3倍以上になる。副業案件の受注単価アップにも直結する。
多言語サイトの一括翻訳デザイン
日本語デザインを英語・中国語・韓国語に一括変換。インバウンド対応や海外向けECのデザイン案件で、翻訳費用と作業時間を同時に削減できる。
デザイン→コード納品の一気通貫
Dev Mode AIでReact/CSSスニペットを出力し、そのままエンジニアに渡せる状態で納品。デザイン+コーディングをワンストップで受注できる副業スタイルが実現する。
FigJam AIでブレスト・提案書作成
FigJam上でAIがアイデアをマインドマップ化・付箋整理・要約。クライアントとのキックオフMTGや要件定義の提案書を、ホワイトボードを使いながら即日仕上げられる。
効果的なプロンプト例
① LP生成(Make Designs)
「地方の整体院向けLPを作って。ファーストビュー・サービス特徴3点・料金表・よくある質問・予約CTAの5セクション構成で、清潔感のある白×緑ベース。スマホ対応レイアウト。」② コピー書き換え(AI テキスト)
「このLP上のすべてのダミーテキストを、30代〜50代の腰痛持ちビジネスパーソンに響くリアルなコピーに書き換えて。フォーマルすぎず、共感重視のトーンで。」
③ 多言語展開(翻訳)
「このフレームを自然な英語に翻訳して。ボタンラベルや注意書きも含め、ネイティブが読んで違和感のない表現にすること。」
副業・ビジネスへの活用法
- ▶ 「LP制作+AIコピーライティング込み」のパッケージ副業を作る。Figma AIでデザインもコピーも自動生成→クライアントに選んでもらうだけのフローで、月5件以上をこなせる生産性を実現。
- ▶ Dev Mode AIを活用し「デザイン+コーディングセット」で受注単価を上げる。デザインのみ受注から、HTML/CSS・Reactコードまで含むプランに格上げすれば単価1.5〜2倍も狙える。
- ▶ FigJam AIでUX要件定義ワークショップをサービス化する。クライアントと一緒にオンラインFigJamで付箋を出し、AIが即座に分類・要約→議事録+ワイヤーフレームをその場で提出する高付加価値サービス。
- ▶ Figma AIの使い方を教える「デザイン副業スクール」コンテンツを販売する。ツール習熟度が高い人にとって、同じ悩みを持つ初心者向けのnote記事・動画講座・テンプレート販売は相性が抜群。
8.5/10
すでにFigmaを使っているデザイナーにとっては「追加コストゼロに近い最強のアップグレード」。Make DesignsとDev Mode AIの組み合わせは、副業デザイナーの生産性を根本から変える破壊力がある。一方、AI生成の品質はまだムラがあり「出してそのまま納品」はNG。人間の目で磨く前提で使うことが大切だ。Professionalプランの$15/月は、副業1案件で余裕で回収できるコスト感。
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